本せどりは都会じゃなきゃ厳しい?地方ではできないのか?
どうも、やなぎです。
最近本せどりのことで質問を受けるなかで、
「関東じゃなければ本せどりは厳しいのではないか?」
と言った話があったので、私の意見をまとめていこうと思います。
なぜ都会じゃなきゃ本せどりが厳しいのか?
この質問をされる方の多くは、
都会は店舗数が多くて仕入れに困らないけど、田舎は店舗が少ないので仕入れができないんじゃないか。
こんな事を思っているのではないでしょうか?
他にも、仕入れにいったけどうまく仕入れができず、その理由を考えた結果が「地方では本せどりは厳しい」という結論に至ったかもしれません。
まず都会の店舗数と地方の店舗数では、都会の方が多いというのは事実です。
具体的な数字として、東京都と長野県の店舗数を比較してみましょう。
都会と地方の店舗数
ブックオフグループの公式HPによると東京都は2023年現在100店舗あります。
長野県の店舗は20店舗、東京都の1/5ですね。
店舗数だけで見れば、地方は本せどりをするのは厳しいという意見が出るのも理解できます。
都会は地方に比べて本せどりをするのに有利?
店舗数は地方より都会の方が多いことは確認できました。
ということは本の数もそれだけ多いということですね。
しかし、ここでもうひとつ考えなければいけないことが、ライバルの存在です。
本があるということはそれだけ多くの人が集まります。逆に本が少ないようなところに
わざわざ足を運ぶかというとなかなか考えにくいですよね。
事実、都会と地方ではライバルとの遭遇率は明らかに違います。
また、一般のお客さんの数も都会の方が多いわけですから、そういったことを考えると一概に都会の方が有利とは言えないのが私の意見です。
地方の店舗は本部から本を購入している
そうはいっても地方だと店舗に売りに来る人も少ないから本が集まらないのでは?
こう考える人もいるかもしれません。
ですが、実はブックオフの店頭に並んでいる本すべてが店舗へ売りにきた商品ではなく、定期的に本部から商品を仕入れている物もあります。
本部から商品を仕入れていることについては、ブックオフのフランチャイズ契約の要点の中にも記述があります。
つまり地方といっても全国各地から集められた商品もあるということであり、地方だから商品が集まらないというのは少し見当が違うように思えます。
それでも商品が仕入れられない原因
それでも商品をリサーチしても仕入れられないといった場合に考えてほしい点をいくつかあげていきます。
①リサーチする対象が狭い
仕入れができないという人の中で「単行本しかリサーチしていない」など仕入れのジャンルを限定しているパターンがあります。
これにあてはまる人はまずは一度、文庫本や新書、漫画本などジャンルを限定せず一通りリサーチをしてみてください。店舗によって文庫本が仕入れられるところ、単行本が仕入れられるところ、など店舗独自のクセもあるので、そうしたクセを掴むのも仕入れ量を増やすコツだったりします。
②そもそもリサーチ数が少ない
①と被る部分がありますが、そもそもリサーチ数が少なければ仕入れ数も増えません。
リサーチ数が少ない段階で仕入れられないといって、仕入れの設定を変えたり、この店舗は仕入れられない等の判断をすると間違った方向へ進んでいく悪循環に陥りやすくなります。
リサーチ数は建物でいうところの基礎となる部分です。
ここがしっかりできていなければ、すべてがおかしくなってきます。
これは特に多売戦略でやっていく本せどりにおいてとても大事な考え方になってくるので、ぜひ日頃から自分がどれくらいリサーチしているのかを把握するようにしましょう。
③仕入れの設定が厳しい
①、②を確認したところで、初めて仕入れの設定について見直しをしていきます。
考えるべき設定は「自己資金」「せどりに使える時間」「住んでいる地域」などによって変わってくるので一概にこれがいいというものはありません。
なので、結論から先にいうと、設定を変えた後と前で売上がどう変わったを確認することが重要です。
具体例を出すと、
仕入れ基準の指標でAmazonであればAmazonランキングというものがありますね。
この基準を例えば30万位までの商品を仕入れていたところを40万位まで広げてみるといった感じです。
ここを変えることで考えられるポイントは
・仕入れ量はどのくらい増えたか?
(仕入れの範囲を広げたので仕入れ量は増えるという考え)
・回転率はどれくらい下がったか?
(ランキング順位が悪いものも仕入れるので、回転率が下がるという考え)
等、他にも1商品あたりの利益額などいろいろな部分が変化してくると思います。
ここに関しては少なくとも1~2か月程度は様子を見て数字を出すようにしてみてください。
あまり短期間で出した数字だと参考にならない場合が多いです。
そこで、思ったより回転率が下がらなかったからもう少しランキングの範囲を広げてみよう
など、結果を見ながら設定を調整していくことで、自分の理想の仕入れができていきます。
まとめ
今回は本せどりは都会じゃないと厳しいのか?という質問に対して私の意見をまとめてみました。
ツールの設定など、テーマ外のこともお伝えしたのでボリュームも多くなってしまいましたが、
まずはリサーチをしっかりやるというところから始めてみてください。
今回の記事が参考になった!という方はこちらも登録してください!